エミタスに込められた想い|千葉県最大タクシーグループの歴史と未来
千葉県内最大規模を誇るタクシーグループとして、多くの地域住民の移動を支えてきた「エミタス」。
その名前は、単なる企業ブランドを超えた、“安心”と“信頼”の象徴として少しずつ浸透してきました。
本記事では、そんな「エミタス」という名前に込められた想いと、その歴史的な背景、そして未来へ向けた展望についてご紹介します。
企業としての歩みはもちろん、エミタスが目指す“まちのインフラ”としての使命も、ぜひここで知っていただけたら幸いです。
目次
エミタスグループとは

千葉県最大規模のエミタスグループ
エミタスグループは、千葉県を中心にタクシー事業を展開するMITSUYAグループ(三ツ矢物産株式会社を中心とする)傘下の企業グループです。千葉県内で最も多くの配車実績を誇り、16社・26営業所で約1,900名の従業員と1,200台の車両を擁する県内最大規模のタクシーグループとなっています。親会社の三ツ矢物産はエネルギー供給や自動車関連など12以上の事業を幅広く手掛けており、その中核の一つとして地域交通を担うのがこのエミタスグループです。
▶ 三ツ矢物産株式会社(MITSUYAグループ)公式サイトはこちら
地域インフラとしてのエミタス
エミタスグループは、地域の交通インフラの一端を担う存在として重要な役割を果たしています。タクシー業界のリーディングカンパニーとして、地域の皆様に安心・安全な輸送サービスを提供し続け、サービスの質と信頼性を高めてきました。その結果、「千葉でタクシーを使う=エミタスが一番!」という構図が定着するほど地域に浸透したブランドとなっています。日々の移動手段として多くの方に選ばれ、地域社会に欠かせない存在となっています。
エミタスブランドの意味と成り立ち

「エミタス」に込めた「笑みを足す」の想い
「EMITAS(エミタス)」というブランド名には、「笑みを足していく、笑みを満たしていく」という思いが込められています。千葉・三ツ矢グループの理念である「皆様に喜ばれ安心して利用して頂けるタクシー」という想いから生まれた名称で、お客様の笑顔を一つでも多く増やし、その笑顔で満たされたサービスを提供したいという願いが表現されています。エミタスのロゴデザインにもその理念が反映されており、見る人に安心感と親しみを与える工夫がされています。
2007年、新ブランド誕生の背景
2007年11月に、エミタスという新ブランドが、三ツ矢グループのタクシー事業に導入されました。当時のタクシー業界の変革期に対応するため、IT技術を駆使してお客様の笑顔につなげるサービスを目指し、「笑顔がふっと湧くようなサービスで、お客様の笑顔を満たす=エミタス」を合言葉としてブランド展開が図られました。この“エミタス”という新ブランド立ち上げにより、従来のタクシーサービスに革新をもたらし、社内の意識改革や組織活性化が促進されました。エミタス誕生以来、その名前が示す通り笑顔を生み出すサービス提供を続け、グループ全体の統一ブランドとして定着しています。
三ツ矢物産とエミタスの歩み

三ツ矢物産の100年の歩み
エミタスグループの親会社である三ツ矢物産株式会社(旧・三ツ矢タクシー)の創業は、大正元年(1912年)までさかのぼります。創業者が東京・江東区大島に馬車による旅客運送業(馬車屋)を開業したことが三ツ矢グループの始まりであり、そこから数えて既に100年以上の歴史を積み重ねています。昭和10年(1935年)にはタクシー営業に乗り出し、戦後の昭和26年(1951年)に新たな道路運送法のもと三ツ矢タクシー株式会社(現・三ツ矢物産)を設立。江戸川区にてタクシー10両で営業を開始したのが法人としてのスタートでした。
千葉への進出とトップクラスの規模へ
三ツ矢グループは戦後の成長期に事業領域を拡大し、昭和38年(1963年)に千葉県内で初めて営業拠点を取得しました。これを機に千葉エリアへの本格進出が始まり、以降、県内のタクシー会社の積極的なM&A(合併・買収)を進めていきます。その結果、グループ全体のタクシー保有台数は千葉県内でトップクラスの規模となり、地域における存在感を飛躍的に高めました。現在のエミタスグループの礎は、この時期に築かれたと言えます。
エミタス誕生までの道のり
平成に入ってからもグループは着実に事業を拡大し、2000年代に入るとブランド戦略の重要性が増してきました。そうした中、2007年(平成19年)に千葉県内で新ブランド「エミタス」でのタクシー営業を開始し、グループ各社のサービス名称を統一する大きな転換点となりました。これにより、「エミタス」というブランドのもとでサービス水準の向上と企業イメージの統一が図られています。さらに平成21年(2009年)には、大同交通株式会社やたつみタクシー株式会社など複数の既存タクシー会社を合併し社名を「エミタスタクシー株式会社」に統一するなど、組織再編を通じてブランド力を強化しました。このような創業からの歩みを経て、現在の三ツ矢エミタスタクシーグループ(エミタスグループ)が形成されています。
地域密着型エミタスの特色

千葉に根ざすエミタスの姿勢
エミタスグループは地域密着を経営の柱に据えており、地域社会との共生を大切にしています。創業者の代から続く社訓「滅私奉公(自らを犠牲にして公のために尽くすという意味)」の精神を受け継ぎ、地域の発展とお客様の満足のために尽くす企業文化が根付いています。現社長も「タクシーはその地域を彩る景色の一部です」と述べており、地域に根付いた業界のリーディングカンパニーとして街づくりの一端を担う意識を社員一同が共有しています。こうした姿勢から、地域の安全運転啓発活動や地元イベントへの協力など地域社会への貢献にも積極的に取り組んでいます。
地域のニーズに応えるエミタスの多様な取り組み
高齢化や観光振興など地域のニーズに応じて、エミタスグループは様々なサービスを展開しています。例えば、ご高齢の方や身体の不自由な方向けには介護タクシーを提供し、資格を持った乗務員が通院や買い物の移動をサポートします。観光客や地域住民のレジャー需要には観光タクシーで応え、地元を熟知したドライバーが観光ガイドも兼ねて案内します。また、妊娠中の方のためには「陣痛タクシー」を用意し、陣痛時にスムーズに病院へ向かえるよう登録制で24時間対応しています。さらに、交通空白地帯や過疎地域の足を確保するため、デマンド交通(予約型乗合タクシー)や地域限定のライドシェアなど新たなモビリティサービスにも挑戦し、高齢者や車を持たない方々の移動インフラを支えています。このように、地域密着の理念のもと、エミタスは多彩な取り組みで地域の暮らしを支える特徴を持っています。
▶ 介護タクシー事業“エミタスケアサービス”のご紹介はこちら

千葉県内に広がるエミタスの営業拠点ネットワーク
県内全域を網羅するエミタスの営業所網
エミタスグループは千葉県内各地に営業拠点を展開しており、広範なネットワークで地域の移動を支えています。現在、グループ全体で県内に16社・26営業所を構え、千葉市や船橋市などの都市部から、柏市(東葛地域)、八千代市・習志野市(京葉地域)、そして勝浦市・いすみ市(南総地域)まで県内全域をカバーしています。エミタスのネットワークによって、県内のどのエリアでも迅速なタクシー配車とサービス提供が可能となっており、利用者の利便性向上に寄与しています。さらに東京都内にもエミタスグループの営業所を有しており(葛飾区や墨田区)、近隣都県とも連携した広域対応もエミタスの視野に入れています。
グループ各社の協調と統一ブランドとしてのエミタス

エミタスグループに属する各タクシー会社は、統一ブランド「EMITAS」のもとで緊密に連携しています。車両デザインやサービス品質の基準をグループ全体で統一し、どの営業所・会社のタクシーであっても同等の安心感とサービスを提供できるよう努めています。また、グループ内で配車システムや教育ノウハウを共有することで、地域全体で効率的かつ質の高いタクシーサービス網を構築しています。なお、エミタスグループは地域のタクシー業界団体や他社とも協調し、2012年には県内タクシー事業者のネットワーク組織「ちば県タクシーネットワーク(CTN)」を設立するなど、地域全体の輸送サービス向上にも寄与しています。
エミタスのサービスと未来への展望
エミタスの多様なタクシーサービスの提供
エミタスグループは、お客様の多様なニーズに応える幅広いサービスメニューを揃えています。通常のセダンタクシーだけでなく、大人数に対応できるジャンボタクシーやハイヤーサービス、車椅子対応車両なども保有し、利用シーンに合わせた車種を提供可能です。成田空港・羽田空港への定額タクシーサービスでは、明確な料金設定で安心して空港送迎が利用できるようにしています。さらに、スマートフォンのタクシー配車アプリ(例えばS.RIDEやGO)によるオンライン配車システムを積極的に導入し、スマホから手軽にエミタスのタクシーを呼べる環境を整備しています。こうしたIT活用によって、街中で手を挙げてタクシーを捕まえなくても、必要な時に迅速にエミタスのタクシーを手配できるようになっています。
▶ スマホ配車アプリ“S.RIDE / GO”のご紹介はこちら
エミタスの安心・安全への取り組み
地域のお客様に安心してご利用いただくため、安全・安心への取り組みはエミタスグループの最優先事項です。全乗務員への安全運転教育や定期的な健康診断を徹底し、車両には最新の安全装備を順次導入しています。国土交通省の「働きやすい職場認証制度」にも複数のグループ会社が認証されており、ドライバーが働きやすい環境づくりを通じて結果的に安全なサービス提供につなげています。エミタスグループは「安心・安全なくして信頼なし」の精神でサービス向上を図り、お客様から選ばれ必要とされる「なくてはならないタクシー会社」を目指し続けています。
エミタスが目指す未来

エミタスグループはこれからの未来に向けても、地域社会の期待に応えるべく進化を続けます。ICTやAIを活用した配車効率の向上や、自動運転技術の研究動向にも注視し、業界のイノベーションに積極的に対応していく方針です。また、公式サイトのブログや、エミタスの公式YouTubeチャンネル・Instagram・TikTokなどのSNSを活用した新たな情報発信にもチャレンジしています。創業から100年以上培ってきた信頼と実績を基盤に、新たな価値の創造に挑戦し続けることで、地域にとって“なくてはならない”存在であり続けることがエミタスの目標です。150年、200年と未来に向かって、笑顔を届けるエミタスは挑戦を止め図に歩んで参ります。
▶ 三ツ矢エミタスタクシー 公式YouTubeチャンネルはこちら
.jpg)
ぜひ、公式Instagram・TikTokもご覧ください。
▶ 三ツ矢エミタスタクシー公式Instagramはこちら
▶ 三ツ矢エミタスタクシー公式TikTokはこちら
エミタスグループでは、新しい仲間を募集しています!

長年にわたり千葉・東京の街と共に歩み、地域の発展に寄与してきた三ツ矢エミタスグループ。創業から110年以上経た今もなお、その根底にある「お客様に笑顔を届けたい」という想いは変わりません。これからも「笑顔」をキーワードに、地域に必要とされる存在であり続けるべく邁進して参ります。
ご興味を持っていただけた方は、ぜひリクルートサイトも閲覧いただき、現場の雰囲気やスタッフの姿勢、三ツ矢エミタスグループが大切にしている「笑顔ふっとワーク」の精神を感じ取ってみてください。